昔々、スーツの着こなしについて熱く語っていたブログ。今は、言いたい事を言いたい時に語るんです。

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チャラリラリーン♪と、昨日に引き続き「昼間の正装」についておさらいをやってみましょう。

本日はコレ 「フロックコート」
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今では、結婚式の貸衣装ぐらいしか見ることはないかと思いますが、まぁ、昔はこの写真のような着こなしが日常的に行なわれていたわけですハイ。メリーポピンズとか見てると、街行く紳士が確かにこんな格好をしていますよね。

まぁ、日常的にと言っても、この写真の場合は明らかに着飾った礼装として用いられているわけですが、これがもう少し前の話になると、貴族の間で日常着というか運動をするときなんかに着られていたわけで、それよりもっとさかのぼって、「フロックコートの原型」というところまでいくと(16世紀頃)、これは、ヨーロッパの寒い地域に住む農民達が外出着として着用するために用いられていたものだというのが起源だそうです。

つまり、「形式昇格」の絶え間ない流れとでもいいましょうか、
ある意味「形式降格」だとも言えるのですが・・・

昔々はそんなだった服装が、徐々に洗練されていって一般市民の外出着になっていったっちゅーわけですハイ。

ちなみにこれが18世紀頃、シャツ、ベスト、ズボンにネクタイ、フロックコートを加えることで英国紳士の一揃いになります。つまり、フロックコート、ベスト、スラックスの組み合わせは、現代のスーツの原点となったわけなんですね。

むむぅ、そう思うとやはり「スーツの歴史」っちゅーのは脈々とした重みがあります。

さて本日の最後に、どーでもいいんですけど、フロックコートを見てると、学生服の「長ラン(洋ランとも言う)」がイメージされるかたも多いのではないかと思うのですが、

長ランの起源を調べてみますと、やはり「明治期の大日本帝國海軍の軍服」や、「鎖国時代に唯一海外貿易が許されていた長崎に訪れたオランダ人宣教師の着ていた服」などという説がございまして、

これも、フロックコートがかつて世界の海軍の礼装であった事実や、「学ラン」の「ラン」は和蘭陀の「ラン」を指し、江戸時代には洋服を蘭服と呼んでいた事などと関係が深いわけで、

紳士服の歴史の深さを改めて知る今日この頃なのでありました。

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ちょっとここいらで、紳士のフォーマルについてまとめてみようかなと思います。

さて、フォーマルについて語るときには、必ずそれにまつわる予備知識が必要になるわけでして、中でも「時間帯」と「装いの決まりごと」の2点を覚える必要があります。

ではでは、初回は昼間の正装についてとりあげてみましょう。


◆ モーニング
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これが男性の昼の最上級正装です。

身近で見かける機会といえば「内閣総理大臣親任式」とか「花嫁の父」とかですよね。
一昔前、小泉総理がモーニング姿で靖国神社に参拝した映像がワタシにはとても印象深く残っていますハイ。

ちなみにこの上着は、ジャケットなんて呼び方をするんじゃなくって、「モーニングコート」って呼ぶんですけど、実は私たちが普段着ているいわゆるビジネススーツでも、実は上着はジャケットじゃなくってコートなんですよね。でもって、普段コート、コートって呼んでる冬用のコートは「オーバーコート」つまり「コートの上に着るもの」って事です。

話しがそれましたが、とりあえず、細かい装いの決まりごとをサラってみましょう。

・上着 黒のコート
・シャツ レギュラーカラーかウイングカラーのダブルカフス
・ネクタイ シルバーグレイの結び下げかアスコットタイ
・ウェストコート 上着と共地かシルバーグレイ
・カフリンクス 真珠か白蝶貝を使ったもの。素材はシルバー又はプラチナ、ホワイトゴールドなど
・ズボン 黒とグレーの縞。裾の仕上げはモーニングカット
・ポケットチーフ 白のスリーピークが基本
・靴 黒のストレートチップ

えぇ、でもって挿話として、

モーニングコートって、もともとフロックコート(もうひとつの昼間の最礼装)の前裾を乗馬用に切り落としたものなんだそうで、朝の散歩服として作られたため夜間には着用しないんだそうです・・・

てな感じで、さわりだけモーニングについて取り上げてみましたが、いつかはワタシも自前のモーニングコートを仕立ててみたい今日この頃でした。

ちなみに明日は 「フォーマル再考 【フロックコート編】」乞うご期待!


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チャンラーン!と、先日より連載いたしております「紋付シリーズ」でありますが、

本日は、この「紋付羽織袴」ひいては、それに同格の礼装について忘れてはならない小さなポイントを取り上げてみたいと思います。

それはとても簡単、一言で言うと

「昔は略礼とされていた服装が、
 現在では礼装として定着している」


ちなみに、紋付羽織袴については、『江戸時代に武家社会で略礼装として用いられていたものが、中期には庶民男子の最礼装として着用されるようになり、明治時代に「五つ紋の黒紋付羽織袴」が礼装として採用されたことにより正装として広まった。』という経緯がございます。

また、同格の礼装として上げられます服装に『燕尾服』『モーニング』がございますが

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    【燕尾服】      【モーニング】

これらの服装についても同様に昔は略礼もしくはもっと砕けた際に着用するものが、歴史の中で礼装として定着したという経緯をもっております。もちろんこれらは、貴族や武士など身分の高い階級の間でのお話しでありますから、当時の身分の低いものには全く関係の無い装いだったわけで、

そうした、昔の身分の高い人たちの略礼装やカジュアルウェアが、時を経て我々一般市民の正礼装になっているのだというこは、まぁ知っておくのも悪くは無かろうと思う今日この頃でございました。



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「紋付羽織袴」 (もんつきはおりはかま)


これ、和服における男子の「第一礼装」です。

ん〜・・・「第一礼装」、いい言葉ですねぇ。

同義語で「最礼装」とか、単に「正装」なんていう場合もあります。


ちなみに、正式な着こなしの内容は、

【羽織】 黒羽二重の五つ紋(紋は染め抜きが正式で、縫紋は略式)
羽織紐は最礼装では白の平打ちだが、丸組みやそのほかの色でも差し支えない。葬儀の際に灰色系統のものを用いるのは明治以降の俗習。花結び等は略式で、房を上にして鳩尾の前で結ぶ。
【長着(紋付)】 黒羽二重の五つ紋(紋は染め抜きが正式で、縫紋は略式)
【帯】 角帯
【袴】 通常は仙台平など荒い縞地の絹織物が用いられ、無地の袴は略式とされる。
現在では馬乗袴・行灯袴ともに可とされているが、本来は馬乗袴を穿くものとされる。
【足袋】 白足袋に限る。
【履物】 白鼻緒の雪駄に限る。
【扇子】 白扇。


どうですかこの凛とした着こなしの内容は、「礼装・正装」といわれるものに共通しているんですが、脈々と歴史の中で確立した身だしなみにおいてのしきたりだとかルールだとかがあって、それが緊張感のある形式美を作り出して、装う人間の背筋を衣服がピンと伸ばしてくれるような厳格さがあります。

今日取り上げたのは、和の第一礼装ですが、これが洋なら「テイルコート」「フロックコート」「タキシード」などなどあるわけで、和洋問わず現在の「礼装」は実は昔の略礼装だったりもするわけで、そんなこんなで「世界の礼装を考える」続きはまた後日、じっくり少しずつやってきます。


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正月ならでは、テレビを見ていると紋付姿の男性を見ることがあります。

「紋付羽織袴」とか「五つ紋の黒紋付羽織袴」とか正式にはいいます。

いいですよね、ワタシ個人的にこういう「和装」大好きです。

Love Made In Japan というわけでして、凛とした良さが漂いますよね。

ちょいと今年はこのように、「Made in Japan」に注目してみたいなと思います。

てなわけで、紋付羽織袴の解説は明日に続く!



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